ご飯を炊く前のポイント

ご飯を炊く前のポイント



ご飯といえば一般家庭ではまずは炊飯器で炊くのが一番基本的でしょう。毎日当たり前のようにご飯を炊いているわけですが、しっかり美味しくなるためのポイントを知っていれば、実はぐっと美味しく炊き上がるのです。



炊飯の最初の作業は洗米です。お米を研ぐということでやたらゴシゴシ研いでしまう人も多いようです。これはやり過ぎると逆効果です。実は米と米をしっかり擦り合わせるような作業は無用で、お勧めは多目の水でさっと洗うような程度にすることです。そもそも最近の精米技術はかなり向上しているわけで、この程度でいいのです。



水の中への米の入れ方は、計量してサッと一気に入れます。米を少しずつ注ぐように入れる人もいますが、これだと吸水にむらができるのでお勧めできません。



特に1回目の洗米が肝心で、米にぬか臭さがつかないようにさっと洗って水もすぐに捨てるようにしてください。後は4~5回水を変えて洗ってください。キッチリ水が澄むまで洗わないように留めておきましょう。



こうしてお米を研いだら、次は水加減です。水量は炊飯器の目盛り通りで構いません。特殊なコツはないのですが、ただし各人の好み(柔らかめや固め)があると思いますから、その分だけはそれぞれ水加減をつけてください。



また新米と古米では水分量が違います。新米はやはり水分が多く、その場合はやや水を少なめにしてもいいでしょう。



無洗米を使う人も増えていますが、その場合は、通常米より1割程度水量を増やせばいいでしょう。吸水させる時間は、夏は30分でOKですが、冬は2時間かけましょう。この吸水時間は美味しさに随分と差が出るポイントになります。