米の保存方法でも美味しさが変わる

米の保存方法でも美味しさが変わる



ここまで美味しいご飯を炊くための方法をいろいろ紹介してきました。安い米であってもちょっとした工夫をすることでかなり旨くなるものです!



もうひとつ旨さのためのコツがあります。それは米の保存方法です。米は保存状態というのが結構重要で、この差で味が随分と変わるのです。もちろん新米ならその出回りだす季節に食べれば問題ありません。しかし常に新米やブランド米とはいかないでしょう。そこで、安い米でも美味しく食べるための米の保存方法がポイントになるのです。



高級な米を買った場合でも保存状態が悪ければ米の味は台無しです。最悪なのは虫が発生してしまうことで、これは絶対避けなければなりません。逆に考えれば、安い米であっても、保存に気を遣えば鮮度が維持され、旨さを引き出せるということです。



その最大のポイントは簡単です。「買い過ぎないこと」です。米は生鮮食品と同じだと考えましょう。精米されていたら、時間の経過と共に味はどんどん落ちていきます。賞味期間の目安は、冬場でも2ヶ月以内、春秋は1ヶ月、夏場は2週間以内だと思ってください。この期間内に使いきる量をまめに購入するのがいいのです。



保存容器でも差がつきます。一番まずいのは買ってきた袋のままで、開けた口を適当に留めて床などに直置している状態です。店頭で販売する時の米袋には細かい穴が開いていて、これをそのまま使うと水分や湿気が侵入してくる可能性があるのです。袋を開けたら専用容器に移し換えるようにしましょう。この2点を守れば、お米の旨さがアップしますよ。